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ふとした拍子に壁に穴があいてしまったという方は多いでしょう。本記事では壁に穴があいてしまう原因や、万が一、穴があいてしまった場合の補修の方法について詳しく解説します。小さな穴であれば自分で補修することも可能ですが、大きい場合は業者への依頼も必要です。業者に依頼する場合の費用についてもご紹介します。
壁に穴があいてしまう原因は複数あります。よくあるのは、引っ越しや模様替えの際に家具や家電が壁にぶつかってしまうケースです。冷蔵庫や洗濯機などの大型の家電がぶつかった場合は、個人では修復の難しい大きな穴があく場合があります。
また、カレンダーや時計などを飾る際に使う画鋲も原因となります。一つ一つの穴は小さいものの、複数箇所刺した場合は穴が目立ってしまいます。また、時計などの自重に耐えきれなくなった場合、大きな穴があく場合もあるでしょう。
なかには虫による被害もあります。ヒラタキクイムシと呼ばれる害虫は、木材を食べる習性があり壁に穴を空けます。穴の周りに木くずが落ちているようであれば、ヒラタキクイムシが原因であることを疑ってください。
万が一、壁に穴があいた場合は、早めの補修が肝心です。ここでは、専門的な観点から早期の補修をおすすめする理由を3つ解説します。
たとえ小さな穴でも、穴の周囲はもろくなっているため小さな衝撃などにより、さらに大きな穴へと広がっていく可能性があります。穴が小さいうちは補修も簡単ですが、大きくなってしまうと自力での補修は困難です。業者へ依頼するにしても大きな穴だと費用が高額になります。
壁の中と床下がつながっている構造の住宅では、ゴキブリやアリなどの害虫が穴を通じて室内に入り込んでしまう場合があります。一度、天井や床下、壁の中に巣を作られると穴を補修する他に、害虫駆除をする必要性も出てきます。特にシロアリなどは、住宅の基礎を蝕むような性質をもつため、より深刻な被害をもたらします。
地震の多い日本では、壁にあいた穴を放置しておくと地震発生の際に穴を起点に、壁に亀裂が入る危険性があります。一度亀裂が入ってしまうと、壁全体の補修が必要になります。また、見た目が悪いだけでなく、再度大きな地震が起こると穴が拡大したり、最悪の場合、壁が崩壊したりします。そうなると、命を脅かす危険性もあるのです。
・穴の大きさが直径15cm以上を超える
・石膏ボードまで破損している
・自分で補修したがかえって状態が悪くなった
・きれいに補修したい
壁に穴があいた際に、上記4つのポイントのどれかに当てはまる場合は業者へ補修の依頼をするのがおすすめです。業者へ頼む一番のメリットは、仕上がりの違いです。100均などで手に入る補修用具とは異なり、業者へ依頼をすると仕上がりが圧倒的にきれいです。
また、自力で補修をすると、壁の状態をかえって悪化させてしまうケースもあります。賃貸の場合は退去時に原状回復をする必要があるため、余分な修繕費用が請求される可能性があります。一方、画鋲などでできた日常生活であいた穴は修繕の必要はありません。
自分で補修すべきか、業者に依頼をするべきか悩んだときはまずは手を付けずに、プロへ相談をするのがおすすめです。
ここでは、穴の大きさ別に実際に補修を行う方法について解説します。状況に合わせて、適切な方法を選択するのがきれいに補修を行うポイントです。
【必要な道具】
・紙粘土
・爪楊枝
【補修方法】
1.穴に紙粘土をのせる
2.穴からはみ出た紙粘土を取り除く
3.爪楊枝を使って表面を平らに整える
小さな画鋲でできた穴を埋める場合は、紙粘土と爪楊枝を用意します。はじめに、穴の上に紙粘土をのせ、余分な紙粘土を取り除いた後に、爪楊枝を使って表面を整えます。紙粘土をつけすぎると、仕上がりがボコボコした状態となるため丁寧に行いましょう。
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【必要な道具】
・補修用の壁紙(のり付き)
・補修剤(室内壁用)
・瞬間接着剤
・手芸綿
・爪楊枝
・ヘラ(必要に応じて)
【補修方法】
1.爪楊枝を使って瞬間接着剤と手芸綿を混ぜたものを穴の中に入れる
2.補修剤を穴の中に入れる
3.必要に応じてヘラで表面を平らに整える
ネジなどできた穴を埋める際には、穴を塞ぐために補修材と呼ばれる専用の道具を使用します。補修材は一般的にはパテと呼ばれ、粘性の高い素材でできています。補修材を入れた後は、ヘラを使い平らに伸ばすことできれいな仕上がりになります。
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【必要な道具】
・補修用の壁紙(のり付き)
・パテ・パテベラ
・リペアプレート
・サンドペーパー
・ローラー
・カッター
・定規
・鉛筆
【補修方法】
1.補修箇所の周りの壁紙をめくる
2.穴が中心となるようにリペアプレートをあてて貼り付ける位置を決める
3.リペアプレートより約10cm大きい四角となるよう鉛筆で線を引く
4.鉛筆で引いた線に沿ってカッターで切れ込みを入れて壁紙をめくる
5.壁紙をめくった部分に軽くサンドペーパーをあてる
6.穴を覆うようにリペアシートを貼り付ける
7.リペアシートの上からパテを塗る
8.パテが乾く前にパテベラで平らにする
9.パテを乾かしたらサンドペーパーで表面をなめらかにする
10.下地の壁紙と補修用の壁紙が重なっている部分を切り取る
11.継ぎ目部分にローラーをかけて、はみ出たのりを拭き取る
家具をぶつけるなどしてできた、大きな穴を補修するにはリペアプレートの貼り付け、パテ塗り、補修用の壁紙貼りなど専門的な知識や複数の工程が必要です。作業が複雑で技術が要求されるため、自力で既存の壁紙との継ぎ目を完全に補修するのは非常に困難です。
また、大きな穴があいてしまった場合は素人の補修では強度面でも不安が残ります。15センチ以内の大きな穴であれば、業者に依頼をして補修するのがおすすめです。
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【Before】
【After】
補修金額 | 33,000円 |
---|---|
作業時間 | 3時間 |
作業内容 | 壁紙がやぶれて下地が見えていたため、下地調整からクロス張り替えまで対応。 |
画像は「凹みの匠」が対応した、壁に開いた穴の補修事例です。こちらの作業にかかった時間は3時間です。「凹みの匠」スタッフの熟練した補修技術によって、一見して補修箇所が分からないほど綺麗な仕上がりとなっています。
作業時間 | 費用 | 傷の程度 |
---|---|---|
1時間 | 22,500円 | 写真を基に作業時間を算出します |
3時間 | 33,000円 | |
6時間 | 52,000円 |
※2023年7月現在の「凹みの匠」による施工料金です。
※「凹みの匠」では、出張費は無料です。
※作業の際に駐車場をお借りします。お借り出来ない場合は、コインパーキング代実費分をご請求致します。
上記は、壁・床の補修のプロである「凹みの匠」による、壁の穴の補修の料金です。フローリング傷の程度によって補修費用が異なります。凹みの匠ではLINE・メール・電話から簡単にお見積りが可能です!ぜひご利用ください。
壁に穴があいてしまう原因や、穴の補修方法について解説しました。小さな穴であれば、自力での補修も可能ですが、大きな穴は専門の業者へ依頼をするのがおすすめです。
凹みの匠では、個人では補修の難しい穴にも対応ができる他、穴の大きさに応じた明瞭な金額設定が好評をいただいています。壁の穴の補修に悩んだら、まずはお問い合わせください。
凹みの匠編集部では、壁紙や建具にできてしまったキズや凹みに関する情報を発信しています。
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「凹みの匠」は株式会社KIREI Produceが提供するサービスです。
お家のキズや凹みでお困りの際は、ぜひ凹みの匠にご相談ください!