前に戻る
2023.08.04

外壁補修は自分でできる?DIYで塗装する方法や業者へ頼む際のコツなど紹介

経年劣化や台風・地震などの天災でどんなに丈夫な家でも、長年住んでいると外壁にトラブルを抱えます。外壁のトラブルは、すぐに対処すべきものからそうでないものまでさまざまです。本記事では、外壁補修は自分でできるのか、どのような劣化であれば補修が必要かについて解説します。

外壁は何年経過したら補修が必要?

一般的に住宅の外壁の寿命は10年程度といわれています。寿命は外壁の素材によって若干異なり、ウレタン塗料であれば5〜7年、無機系ハイブリットの塗料など高品質なものは15年程度です。これから住宅を建てる方やすでに住まわれている方は、補修予算の計画や寿命を知るためにも、自宅の外壁塗料の種類を知っておきましょう。

今すぐに補修しなくてもよい劣化

外壁は常に雨風にさらされているため、時間の経過とともに経年劣化を起こします。雨筋やホコリ、排気ガスによる汚れはすぐに補修をする必要のない劣化の一つです。ただし、汚れを放置すると劣化が早まる原因となるため、定期的に清掃を行いましょう。また外壁のひび割れも、0.3mm以下なら補修は不要です。経過観察を行い、ひび割れが拡大するようであれば補修を行ってください。

補修をしたほうがよい劣化

補修をしたほうがよい劣化

ここからは、外壁の補修が必要な劣化について紹介します。自宅の外壁に、以下のような症状がないか確認を行ってください。

0.3mm以上のひび割れ

0.3mmを超えるひび割れの場合、外壁の裏面まで貫通し防水上の問題を引き起こしている恐れがあります。放置をすると、建物内に水が浸入し、柱や壁を支える木材が腐りかねません。木材が腐ってしまうと最悪の場合には崩壊といった危険が伴いますので注意が必要です。

塗料の白亜化(チョーキング)

外壁をコーティングした塗料が太陽の紫外線にさらされ、塗料の一部が白い粉となり表面に付く状態をチョーキングといいます。外壁を触ってみて、手に白い粉が付いたらチョーキングを起こしている証拠です。放置すると、塗料が剥がれ、壁が剥き出しとなり建物自体を傷めることにつながります。

塗膜の色褪せ、剥がれ

塗膜が劣化し、色褪せや剥がれを起こしている状態になると塗料の性能が発揮されずさまざまな弊害を生み出します。とくに、防水面が機能しなくなると雨漏りや柱などの木材の劣化を急速に早めます。色褪せや剥がれをみつけたら、すぐに補修を行ってください。

カビやコケ、藻が生えた状態

カビやコケ、藻が外壁に生えている場合も補修が必要です。これらは、劣化した外壁の水分などを利用し発生・生育する傾向があり、補修が必要なサインの1つです。一度洗い落とし、まだカビやコケが発生する場合は専門業者へ確認を依頼してください。

シーリングの割れ

シーリングとは、外壁のつなぎ目に入れる充填剤のことをいいます。紫外線によって、シーリングに含まれる可塑剤が抜け、ひび割れにつながるケースがあります。シーリングにひび割れが生じると、雨水が内部に侵入してしまうため早めの補修を検討してください。

緊急で補修を行うべき劣化

緊急で補修を行うべき劣化

ここで紹介する劣化は、補修の緊急度の高いものです。自宅の外壁にこれらの事象を見つけた場合は、すぐに補修を行ってください。

雨漏り

室内に雨漏りがある場合、建物の断熱材などに雨水がしみ込んでいる可能性が高いです。断熱材に雨がしみ込むと、害虫の発生や病気の原因になるため、すぐに補修を行う必要があります。事態が深刻化すると、外壁だけではなく建物内部の修復も必要になり、修理費用や手間がかかってしまいます。

コンクリートの剥落

コンクリートが建物内部で剥落している場合、外壁や建物の鉄筋の劣化が深刻に進んでいる可能性があります。この場合、建物自体の強度が下がります。地震など大きなダメージがあった際に、落下したコンクリートが体に当たりけがにつがる恐れもあるため、至急修理をしてください。

外壁はDIYで補修できる?

外壁の劣化は程度によっては自分で補修も可能ですが、素人の場合劣化の具合や根本的な原因を特定するのが難しいです。基本的には、プロに補修を頼むことをおすすめします。
数ある外壁補修会社の中で、凹みの匠では専門知識を持ったスタッフが的確に状態を把握し、最適な補修を提案しています。事前にオンラインで見積り可能で、明確な料金体系であることもユーザーが安心して利用できるポイントです。

凹みの匠で外壁の補修を依頼する

外壁をDIYで塗装する方法

次に、自分自身で外壁をDIYで塗装する方法についてくわしく解説します。塗装する際には天候を気にしたり、安全や近所の住人へも配慮しながら行うなどポイントが多くありますのでご参考ください。

1.必要な道具をそろえる

【必要な道具】
・汚れてもいい服や靴
・ヘルメット、安全靴、安全帯(高い場所を補修する場合)
・高圧洗浄機
・シーリング材
・下塗り材
・塗料(中塗り・上塗り用)
・コーキングガン
・養生テープ
・サンドペーパー
・金属ヘラ
・ハケ、ローラー
・セメントスプレー(モルタルのひび割れ用)
・セメント粉体補修スティック(モルタルのひび割れ用)

必要となる道具や素材は上記のとおりです。全てが必要なわけではなく、補修箇所や程度によって必要なものは異なります。塗料などを選ぶ際には既存の壁との相性や色合いなどはとくに注意が必要です。また、作業の途中で足りなくなると色むらが生じるため十分な量を用意しておきましょう。

2. 高い所を補修する場合は業者に足場を組んでもらう

補修する箇所が屋根や2階などの高い場所にある場合、専門の業者に作業用の足場を組んでもらう必要があります。ペンキが隣家に飛ばないように、保護シートなども合わせて設置が必要です。足場の設置や高い場所の補修はそれ自体が個人では難しいため、最初から業者に頼むのがおすすめです。

3. 外壁の洗浄を行う

外壁を塗装する前に汚れが残っていると、うまく塗装ができず剥がれる原因になりかねません。作業開始前には高圧洗浄機を使い外壁の汚れを落としてください。洗浄後はしっかりと乾かすことも重要であるため、天気のよい日に作業するのがおすすめです。

4. 下地処理、養生を行う

残っているサビ、汚れはサンドペーパーを利用してしっかりと落とし、下地処理をします。また塗料を付着させたくない部分はテープなどを使い養生を行ってください。下地処理は加減が難しく、やりすぎてしまうと壁そのものを傷つけ、傷を悪化させる場合があります。丁寧な作業を心がけましょう。

5. ひび割れを埋め、下塗り・中塗り・上塗りを行う

ひび割れを埋めるには、シーリング材やコーキングガンなどを使用します。下塗り用の塗料を最初に塗り、乾燥後に中塗り、その後中塗りと同じ塗料を使い上塗りをし、よく乾燥させて完了です。乾燥が不十分だと、ムラなどの不具合が生じるため状態をよく確認してから次の作業に移ってください。

【素材別】外壁の補修方法

【素材別】外壁の補修方法

外壁に使われている素材は、さまざまあります。ここでは、業者による素材別の補修方法について解説します。

モルタル・コンクリート壁(RC造)

モルタル壁は外壁材のつなぎ目が無いため、シーリング材での補修が必要な、ひび割れが発生しやすい特徴があります。コンクリート壁は耐久性に優れていますが、ひび割れが発生した場合の放置は禁物です。小さいひび割れにはシーリング材や微弾性フィラーの刷り込み、大きなひび割れには抑制効果が高いUカットシーリング工法で対応します。シーリングにひび割れがある際は、シーリング材の打ち替えを行います。

サイディング

サイディングは、現在日本の多くの家で使用されている住宅用建材です。ひび割れが起こりにくい素材ですが、ひび割れが発生した場合はシーリング材の刷り込みを行います。ひび割れの状況がひどい場合は、張替え工事を実施して補修を行います。

ALC壁

ALC壁は軽量性や遮音性を持った、高機能なコンクリート素材です。高機能な素材である反面、ひび割れが起こりやすい特徴があります。ひび割れが発生した場合は、シーリング材や微弾性フィラーの刷り込みでひび割れを埋めるか、Uカットシーリング工法で対処を行います。

タイル壁

高級感が演出でき、さまざまなデザインがあることで人気のタイル壁は劣化がしにくい特徴があります。一方で、タイル自体にヒビが入ってしまった場合は補修材などでは治すことが難しく、タイルの張り替えが必要です。建築から時間が立っていると、同じものが手に入らない可能性もあるため予め注意が必要です。

業者に外壁補修をしてもらう場合の費用

業者に外壁補修を依頼する場合は、部分補修か全体補修で費用が変わってきます。ひび割れや穴、凹みなどの部分補修は1~10万円、外壁全体の補修であれば60~300万円と価格に幅があります。
凹みの匠では作業時間によって値段が決まる明朗会計、自宅から簡単にスマホで見積もりが可能です。予算感を知りたい方は、ぜひ一度問い合わせをしてください。

凹みの匠で外壁補修を依頼する

外壁補修で火災保険は使える?

外壁補修で火災保険は使える?

台風や豪雨などの自然災害により外壁が破損した際は、火災保険を利用して修理の代金を補うことができる場合があります。適用条件は保険の内容によって異なります。自然災害で補修が必要になった場合に備え、契約内容については事前に確認をしておきましょう。また、火災保険とは別に地震保険で対応可能な場合もあるため合わせて確認をおすすめします。

外壁補修の業者を探すときのポイント

本章では、外壁補修を依頼する業者を探すときのポイントを解説します。信頼のおける業者かどうかを判断する際の参考にしてください。

有資格者がいるかどうか確認する

・塗装技能士
・外壁診断士
・雨漏り診断士
・防水施工技能士
・有機溶剤作業主任者
・足場の組み立てなど作業主任者

建築を行う職人にはさまざまな資格があり、資格を持っている職人が多くいる会社は信頼ができます。上記は、外壁補修に関係する主な資格の一例です。公式サイトなどで、どのような資格を持った職人がいるか確認をしてください。

作業工賃が前払いの会社は避ける

作業工賃が前払いの会社は、作業をせずに工賃を持ち逃げする、作業途中で突然倒産をするといったリスクがあります。後払いでの支払いか、もしくは着工前と完了後の2回払いの支払いを採用している会社を選ぶのがおすすめです。

同じ条件で複数の会社に見積もりをする

外壁工事には相場の料金はありますが、建設会社により値段設定はまちまちです。複数社に同じ条件で見積もりを取り、相場から大きく外れている会社は選ばないようにしましょう。また見積もりの内容が不透明な会社も、同様にご注意ください。

外壁の補修をプロに依頼する際の費用

作業時間費用傷の程度
1時間22,500円写真を基に作業時間を算出します
3時間33,000円
6時間52,000円

※2023年7月現在の「凹みの匠」による施工料金です。
※「凹みの匠」では、出張費は無料です。
※作業の際に駐車場をお借りします。お借り出来ない場合は、コインパーキング代実費分をご請求致します。


上記は、壁・床の補修のプロである「凹みの匠」による、外壁補修の料金です。損傷の程度によって補修費用が異なります。凹みの匠ではLINE・メール・電話から簡単にお見積りが可能です!ぜひご利用ください。

外壁補修はプロの業者に依頼をするのがおすすめ

外壁の劣化の原因や補修方法、おすすめの業者の選び方について解説しました。

外壁補修は高所での作業が伴うことで危険なだけでなく、補修素材などの専門的な知識が必要です。
自力での補修が難しいと感じる場合は、専門業者へ依頼を行ってください。

凹みの匠では、専門知識を持った職人が補修を担当いたします。外壁に気になる傷や劣化がある場合は、まずは下記リンクよりお問い合わせをお願いします。

この記事の著者

凹みの匠 編集部

凹みの匠編集部では、壁紙や建具にできてしまったキズや凹みに関する情報を発信しています。
補修の基本知識から、プロの視点によるお役立ち情報まで、補修のプロならではの情報量でお届けしています。

「凹みの匠」は株式会社KIREI Produceが提供するサービスです。
お家のキズや凹みでお困りの際は、ぜひ凹みの匠にご相談ください!

Instagram
Twitter

人気記事