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2023.08.23

壁穴補修のコツをマスター!穴の大きさ別の補修方法と注意点を解説

「子どもが遊んでいてぶつかってしまった」

「家具を移動していたら不注意でぶつけてしまった」

「インテリア用に空けた釘の穴が気になる」

壁にできてしまった穴は、どのように修復すれば良いのでしょうか?

DIYで修復できるものなのでしょうか?

今回の記事では、壁の穴の補修方法や、壁の穴を放置していると発生するさまざまなリスクについて解説していきます。

壁の構造を知ろう!壁穴補修と石膏ボードの基礎知識

壁穴補修に取り掛かる前に、壁の構造とその種類について理解することが重要です。

壁の種類によって異なる補修手法や材料の選定が求められるため、ここで詳しく解説します。

木造住宅の壁構造

【柱(ポスト)】

壁の骨組みとなる柱は、通常木材で構成されています。柱は壁の骨格を支え、建物の強度を保つ役割を果たします。

【筋交い】

壁の補強や強度向上のために、柱と柱を結ぶ筋交いが配置されています。これにより建物全体の安定性が確保されます。

【石膏ボード】

柱と筋交いに固定される石膏ボードは、壁面を形成する重要な材料です。石膏ボードは軽量で加工がしやすく、内装仕上げに適しています。

鉄骨造の建物の壁構造

【鉄骨フレーム】

鉄骨フレームは金属製の骨組みで、柱と梁が交差する形で配置されます。鉄骨フレームは堅牢な構造を提供し、建物全体の耐久性を確保します。

【石膏ボード】

鉄骨フレームに石膏ボードが取り付けられます。石膏ボードは壁を形成し、内部の断熱や遮音のためにも重要な役割を果たします。

石膏ボードとは?

硫酸カルシウムを主成分とする鉱物「石膏」で作られたボードです。

軽量で加工がしやすく、防火性や遮音性、断熱性に優れた建材で、さまざまな建物の内装に使われています。

石膏ボードは非常に便利な建材ですが、衝撃に弱いなどのデメリットもあり、強い力が加わると穴が空いたり割れてしまうことがあります。

DIY初心者でも大丈夫!壁穴補修の簡単な方法とは?

【注意点】

以下に記載してある壁穴補修の方法は、ビニールクロス(壁紙)を使用している壁に限ります。紙製、布製などの壁紙の場合は補修方法が異なりますので、ビニールクロス以外の壁紙を補修したい場合は、補修の専門業者にご相談ください。

また、賃貸物件の場合は、オーナーさんに無許可で壁の補修を実施した場合、契約違反となり違約金を請求されるなどのトラブルに発展することがありますので、物件の契約書をよく読むか、管理会社に連絡をして確認を取ってから実施しましょう。

釘・ネジのキズ(5mm以下)の場合

インテリア用に打ち付けた釘やネジなどの穴を補修するのは比較的簡単です。

クロスの穴補修用のキットがホームセンターなどに売られていますので、そちらを活用しましょう。

ただし、壁紙に釘の錆やホコリなどのゴミがついている場合は、メラミンスポンジや乾いた布でキズとその周辺をキレイにしてから補修キットを使いましょう。

補修キットの使い方はとても簡単。補修剤のチューブを穴に注入し、はみ出した部分を付属のスポンジなどで拭き取ったら完了です。

5センチ未満の穴の場合

5センチよりも小さな穴の場合は、補修用のメッシュシートを使いましょう。

こちらも、専用のキットが市販されています。

ただし、補修用のメッシュシートを穴の上から被せると、壁紙を貼り戻した後にクロスが盛り上がってしまうこともあります。壁紙の盛り上がりが気になる場合は、石膏ボードの補修が必要になります。

キズの周辺のクロスをやや大きめに切り(切り取らず左右に広げます)、壁の穴を露出させましょう。

穴の上からメッシュシートを貼り、切って広げた壁紙にボンドを塗って、その上に被せます。最後にローラーで壁紙をならし、平にしたら完成です。

こぶし大(10cm程度)の穴の場合

10cm程度の穴の場合は、石膏ボードが崩落する危険性もあるので、ボードの補強などの本格的な補修が必要になります。

一応、DIYで補修することもできますが、作業が大掛かりになりますし、キレイに元通りにするのはとても難しいので、専門の補修業者さんに依頼することをおすすめします。

壁穴を放置しているとどうなるか?強度不足や虫害も…

壁の穴を放置していると、さまざまな問題が起こります。

壁にできた穴がもたらす弊害や影響について、詳しく見ていきましょう。

【強度不足のリスク】

壁は建物の構造を支える重要な要素の一つです。穴が開いてしまうと、壁の一部が失われたり弱くなったりするため、建物全体の強度に影響を及ぼす可能性があります。特に大きな穴や複数の穴がある場合、壁の耐荷重能力が低下し、地震などの外部からの力に対する耐性が弱まります。

【害虫や害獣の侵入】

放置された穴は、虫や害獣の侵入経路となります。小さな穴でも、シロアリなどの害虫が侵入し、建物内部を傷つける可能性があります。また、ネズミなどの害獣が穴を通して入ってくることもあります。

【他の建材へのダメージ】

穴が放置されると、周囲の壁材にもダメージが広がることがあります。湿気が侵入し、壁紙や塗装がはがれたり、壁面全体の劣化が進行したりする可能性があります。建材の劣化が進むと、修理がより困難になるばかりか、建物の外観や強度にも悪影響を及ぼすことがあるため、早急に対処することが大切です。

【健康への悪影響】

放置された壁穴から湿気が入り込むと、カビの発生リスクが高まります。カビが放出する胞子には、肺炎を誘発したり、アレルギー症状を引き起こしたりと、さまざまな健康被害のリスクがあります。

石膏ボードも壁紙も!キズの場所がわからなくなるほどキレイに補修します!凹みの匠

住宅リペアサービス「凹みの匠」では、壁に空いてしまった穴も、メッシュシートとパテ処理でキレイに元通りにいたします。

ピンポイントで補修いたしますので、大掛かりな家具の移動などは必要ありません。

作業時間は、修復する箇所の数やキズの程度にもよりますが、3時間〜6時間程度!

お休みの日に手軽に頼んで即補修できるのが凹みの匠の魅力です!

お見積りもとっても簡単!

キズの写真をスマホで撮って、お問い合わせフォームから送っていただくだけ!

専門スタッフが、キズの状態から作業時間と料金を算出し、工賃等のお見積りを作って折り返しご連絡させていただきます。

壁にできてしまったキズ、クロスの破れ、石膏ボードの破損、フローリングのキズやシミなど、お家の中に気になるキズ・破損がある方は、ぜひとも凹みの匠にご相談ください。

この記事の著者

荒川 力

元おそうじ革命キレイクルー。
2011年から2014年まで、KIREI produce代表 福井智明氏の元で、おそうじ革命仕込みの最高品質ハウスクリーニングを学んでいました。

その後、同社広報部に所属。現在は”元プロ”の経験を活かし、全国の汚れにお困りの皆さんに向けた「ちょっと役に立つお掃除の記事」と「壁紙や建具にできてしまったキズや凹みに関する記事」を執筆中!

補修の基本知識から、プロの視点によるお役立ち情報まで、補修のプロならではの情報量でお届けしています。

「凹みの匠」は株式会社KIREI Produceが提供するサービスです。
お家のキズや凹みでお困りの際は、ぜひ凹みの匠にご相談ください!

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