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2023.07.11

フローリングの傷を補修する裏ワザとは?業者に頼んだ場合の費用も紹介

フローリングに傷がついてしまって困った経験は誰にでもあるでしょう。本記事ではフローリング補修が簡単にできる裏ワザや、業者に頼んだ場合の費用相場についてご紹介します。傷の状態別の補修方法や、傷ができる前の予防方法についても紹介しているので、ぜひご参考ください。

身近にあるもので!フローリングの軽い傷を補修する裏ワザ

床の表面のワックスだけが取れたような軽い引っかき傷や、ちょっとした凹み傷は裏ワザで応急処置できる場合があります。まずは身近にあるもので試すことができる方法を紹介します。ただし、一時しのぎの裏ワザのため、再発する可能性があるのでご注意ください。

軽い引っかき傷の場合

軽い引っかき傷の場合

【必要な道具】
・タオル(雑巾)
・ハンドクリーム
【補修方法】
1.乾いたタオル(雑巾)にハンドクリームを少量取る
2.1のタオルで傷にハンドクリームを塗りこむ

ハンドクリームで軽い引っかき傷が目立たなくなるのは、ワックスがはがれた部分にハンドクリームのオイルが埋まるからです。ただし、これはあくまで裏ワザ的な方法であり、完全に補修できるわけではありません。完全に補修したい場合はフローリング用のワックスを使用するのがよいでしょう。

軽い凹み傷の場合

軽い凹み傷の場合

【必要な道具】
・水
・タオル
・アイロン
【補修方法】
1.タオル(雑巾)を水で濡らし、固く絞る
2.タオル(雑巾)を傷の上に置く
3.タオル(雑巾)の上からアイロンを1分ほど当てる
4.タオルの再度水分を含ませ、繰り返す

水をフローリングの木材に吸収させ、アイロンの熱で水分を膨張させることで木材が膨らみ、凹んだ傷が平らになるしくみを利用した方法です。フローリングが無垢材であれば、上記の方法で補修できる可能性が高いでしょう。ただし、この方法で完全に補修できるわけではなく、よく見ると傷の痕が分かってしまうのが難点です。

専用グッズを使って!フローリングの深い傷を補修する方法

フローリングの深い傷に対しては、市販の専用グッズが効果的です。傷のタイプ別に補修の方法をご紹介します。

軽い凹み傷の場合

Before

Before

After

After

【必要な道具】
・補修ペン
・布
【補修方法】
1.傷の周りのホコリや汚れを取り除く
2.補修ペンで木目方向に傷をなぞる
3.乾いた布で補修ペンのインクをフローリングになじませる

引っかき傷のような細かい傷には補修ペンを使った方法が合います。フローリング用の補修ペンは100均やホームセンターなどに売っています。たいていはカラー展開も数種類あるので床に合った色を選ぶことができます。近づいてよく見るとキズの箇所が分かってしまうのが難点ですが、ある程度ごまかすことができます。

深い凹み傷の場合

Before

Before

After

After

【必要な道具】
・透明の補修用パテ(ハードスティック)
・ブラッシュペン
・カッター
・マスキングテープ
・ヘラ
【補修方法】
1.傷ついた箇所にささくれがある場合はカッターで取り除く
2.傷の周りをマスキングテープでカバーする
3.補修用パテを温めて柔らかくし、えぐれた箇所に埋める
4.ヘラで余分なパテを取り除く
5.ブラッシュペンで木目を描く

深い凹み傷の場合は補修用パテを使って修復しましょう。補修用パテやブラッシュペンは100均やホームセンターなどで手軽に購入できます。パテやブラッシュペンは木の色に合ったものを購入しましょう。この方法では完全に元の状態に戻るわけではありませんが、傷の凹みを埋めて、ある程度目立たなくできます。

さらに詳しく知りたい方はこちら

フローリングのへこみの補修方法!アイロンを使った直し方から防止対策まで

えぐれ傷の場合

Before

Before

After

After

【必要な道具】
・補修用パテ(ハードスティック)
・ブラッシュペン
・カッター
・マスキングテープ
・ヘラ
【補修方法】
1.傷ついた箇所にささくれがある場合はカッターで取り除く
2.傷の周りをマスキングテープでカバーする
3.補修用パテを温めて柔らかくし、えぐれた箇所に埋める
4.ヘラで余分なパテを取り除く
5.ブラッシュペンで木目を描く

えぐれてできた傷も凹み傷と同様に、補修用パテを使って修復する方法が合います。また、スティックタイプのものを選べば比較的簡単に修復できて便利です。補修用パテやブラッシュペンは100均やホームセンターなどに売っています。完全に元の状態は戻りませんが、目立たなくできます。

さらに詳しく知りたい方はこちら

フローリングのえぐれ傷を補修する方法とは?プロによる施工事例も紹介

すり傷の場合

Before

Before

After

After

【必要な道具】
・カラーワックス
・スポンジ
【補修方法】
1.傷の周りのホコリや汚れを取り除く
2.カラーワックスをスポンジにつけ、木目の向きに沿って塗りつける
3.乾かす
4.傷が深いところはワックスを重ね塗りする
5.最後に全体にワックスを塗って乾かす

すり傷の場合はカラーワックスを使う方法が合います。カラーワックスはホームセンターなどで手に入ります。いろいろなカラーが展開されているのでフローリングに合った色を選びましょう。完璧に修復することは難しいですが、ワックスが傷をコーティングするため目立たなくする効果が期待できます。

フローリング傷ができる原因

えぐれ傷の場合

えぐれ傷は床表面が何かにえぐられてできる傷です。大きくえぐられ、表面はささくれ立っていることがあります。重いものを落としたり、鋭利なものをぶつけたりすることが原因として考えられます。また、小さい傷の悪化や経年劣化でもえぐれ傷ができることがあります。

えぐれ傷の補修方法を見る

引っかき傷の場合

引っかき傷はその名の通り、引っかかれたような傷です。家具を引きずったことや、掃除の際にロボット掃除機やフロアワイパーで砂や小さなゴミを引きずってしまったことが原因の可能性があります。また、子供の落書きやペットの爪も原因として考えられます。

引っかき傷の補修方法を見る

凹み傷の場合

凹み傷はフローリングの表面が一部凹んでできる傷のことで、えぐれ傷とは異なり木目は残っているのが特徴です。大型の重い家具を長い間置いたままにしたことや、ものを落としたことによる衝撃などが原因として考えられます。キャスター付きの椅子が原因となることもあります。

凹み傷の補修方法を見

すり傷の場合

すり傷とは、表面層がすれてできる傷のことです。フローリング表面の色が取れかかっているのが特徴です。すり傷は砂や食べかすなどの細かいゴミがついたままの所をスリッパで歩いたり、家具を引きずったりすることが原因でできます。砂やほこりなどの汚れがたまりやすく、ささくれ立っているため、足裏の怪我の原因にもなりやすい状態です。

すり傷の補修方法を見る

フローリングの傷を防止する方法

フローリングの傷を防止する方法

フローリングに傷をつけないために、事前に対策しておくこともできます。どのような方法があるか紹介していきます。

床の上にマットやラグを敷く

過ごす時間が長いリビングやダイニング、人が出入りする玄関など傷が予想される場所にはマットやラグを敷く方法がおすすめです。ベッドやソファなど大型家具の下にも敷くことで、重みによる床の凹みを防げます。敷物にはカーペットやラグマット、シートなどいろいろなタイプが市販されています。

イスの脚にカバーやクッションフェルトをつける

椅子の脚につけるカバーやクッションフェルトはホームセンターなどでサイズや形、素材などさまざまなものが市販されています。床を傷から保護してくれるだけでなく、集合住宅で椅子の音が響くのが気になるという方にもおすすめです。

床を傷つけにくい家電を選ぶ

通常のモーターヘッド式の掃除機の場合、ゴミを吸う際に高速回転したブラシが摩擦で床に傷をつけてしまうケースが多くあります。最近では、エアタービン式掃除機が市販されており、モーターの力ではなく風力で先端のブラシを動かすため、床を傷つけにくくおすすめです。また、ロボット掃除機にも床に傷をつけにくいタイプのものがあります。

ワックスを塗る

フローリングにワックスを塗ることで木の表面がコーティングされ、見た目に艶が出て美しくなる以外にも、傷を予防する効果が期待できます。また汚れもつきにくくなるのでおすすめです。液体タイプの他に、手軽にかけられるシートタイプやスプレータイプもあります。

フローリング補修をプロに任せるべきケース

深く大きい傷の場合、フローリングの種類や凹みの程度に合わせて補修方法を見極める必要があり、個人で修復するのは至難の業です。自力では補修しきれないほど傷が深い場合は業者に任せると綺麗に補修できます。目安として、傷が1cm以上ある場合は業者に依頼しましょう。

また、自宅が賃貸の場合も退去後に原状回復費を請求されないよう、あまりに大きい傷は先に補修してから出るのがおすすめです。ただし、補修する際は必ず大家か管理会社に確認してから行いましょう。

「凹みの匠」では、フローリングの気になる傷をプロの手で補修し、傷ができる前の状態に近づけます。間近で見ても綺麗な状態を目指す方は下記をご参照ください。

凹みの匠について詳しくはこちら

フローリング補修をプロに頼んだ場合の費用

作業時間費用傷の程度
1時間22,500円写真を基に作業時間を算出します
3時間33,000円
6時間52,000円

※2023年7月現在の「凹みの匠」による施工料金です。
※「凹みの匠」では、出張費は無料です。
※作業の際に駐車場をお借りします。お借り出来ない場合は、コインパーキング代実費分をご請求致します。


上記は、壁・床の補修のプロである「凹みの匠」による、フローリング補修の料金です。フローリング傷の程度によって補修費用が異なります。凹みの匠ではLINE・メール・電話から簡単にお見積りが可能です!ぜひご利用ください。

フローリングの傷は悪化する前に解決を!

フローリングの傷は放置すると悪化してしまいます。小さく浅い傷のうちに補修しておくことが肝心です。自力で補修できないような傷の場合や、賃貸や新築の場合も業者に依頼しましょう。そのまま放置することでさらに悪化し、補修にかかる費用がかさむことは避けたいものです。

「凹みの匠」では写真による見積もりのご相談もお待ちしております。フローリングについた傷にお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

この記事の著者

凹みの匠 編集部

凹みの匠編集部では、壁紙や建具にできてしまったキズや凹みに関する情報を発信しています。
補修の基本知識から、プロの視点によるお役立ち情報まで、補修のプロならではの情報量でお届けしています。

「凹みの匠」は株式会社KIREI Produceが提供するサービスです。
お家のキズや凹みでお困りの際は、ぜひ凹みの匠にご相談ください!

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